設計

土木設計

耐震補強

鉄道構造物は、高架橋、橋りょう、土路盤、トンネルなどの多様な構造物により構成される線状施設です。このため地震により1箇所でも破損すると路線全体が機能不全に陥ります。したがって、鉄道構造物は耐震強度を高める耐震補強が必要であり、耐震補強の優先度と対象構造物の構造や環境等に応じ、最適な補強工法を選定することが求められます。

高架橋のせん断破壊による損傷
盛土の滑り破壊による損傷

【補強工法】

個別の鉄道構造物について耐震診断を行って補強の要否を判定するとともに、耐震補強に関わる計画、設計、施工計画を行います。構造物別の耐震補強として、次のような工法についての設計実績があります。

  1. 高架橋・・・鋼板巻き工法、RB(リブバー)工法、RP(リブプレート)工法、一面工法
  2. 橋脚・・・鉄筋コンクリート・鋼板巻き立て工法、RC-U(RCユニット)工法、直線形鋼矢板巻き立て工法
  3. 盛土・・・棒状補強材を用いた工法、シートパイル+タイロッド工法、地盤改良工法
  4. 開削トンネル(線路下横断構造物)の中柱・・・高架橋と同様な工法
  5. 鋼桁支承部・・・斜角桁の移動制限装置、落橋防止工

【実施事例】

高架下を店舗、事務所、鉄道施設等として利用している高架下利用箇所でも施工可能な補強工法として、RB(リブバー)工法や一面工法による設計実績が多数あります。

RB(リブバー)耐震補強工法
一面耐震補強工法

【橋脚】

河川内に位置する橋脚では、仮設構造物に係る工期や費用が多大になることがあります。工期短縮や工事費縮減に資する耐震補強としてRC-U(RCユニット)工法や直線形鋼矢板巻き立て工法の設計実績が多数あります。

RCユニット(RC-U)耐震補強工法
直線形鋼矢板巻き立て耐震補強工法

【盛土】

地震時の盛土や付帯構造物(腰土留め等)の崩壊に対する耐震補強の設計実績が多数あります。経済性、施工性等を考慮した工法比較により最適な補強工法を選定します。
また、沖積粘性土層や液状化層の盛土支持地盤対策工の設計を行います。

盛土耐震補強における各種工法
棒状補強材による耐震補強(イメージ図)
棒状補強材による耐震補強(パース)