メンテナンス

耐震診断・耐震補強

今後起こる事が想定される大地震に備えて、構造物の強度・変形・安定の各条件が所要の安全率を満足できるように、既設構造物の耐震診断を行い、基準の耐震性能に満たない構造物に対しては耐震補強を行う必要があります。当社メンテナンス部門では、これらの耐震診断・耐震補強業務を行っています。

耐震解析図

既存のレンガアーチ高架橋の耐震性能を把握するため、レンガの物性値を試験結果より設定して、既往の地震波を直接構造物の基礎に入力し、WCOMD-SJ(材料構成則を考慮したFEM解析ソフト)を用いてFEM解析を行います。

耐震解析図

耐震補強設計

耐震補強とは、今後発生することが予想される大地震に備え、既存の高架橋の柱を鋼板などで補強することです。施工性・経済性から一般に鋼板補強工法が採用されています。しかし、最近は高架下を事務所等で使用している箇所が増えているため、鋼板補強を行う作業スペースが確保できない場合や、柱の周囲を鋼板で囲めない場合があります。このような箇所については、作業スペースをあまり必要としないRB補強工法や、柱の一面から補強を行う一面補強工法を採用することにより、柱の耐震補強を行うことができます。

鋼板補強工法

鋼板補強工法は、柱の周囲を鋼板で囲み、柱と鋼板の間にモルタルを充填することで柱を補強する工法です。他の耐震補強工法に比べて安価なことから、大半の補強工事に使用されています。施工の際、クレーンを使用するため、柱周辺に作業スペースが必要となります。

RB(リブ・バー)補強工法

RB補強工法は、柱部材の周囲を鉄筋で取り囲むように配置し、その端部を柱の隅角部で定着することにより、耐震性能を与える補強工法である。人力での施工が可能であるため、作業スペースの限られた箇所の補強に適している。

一面耐震補強工法

一面補強工法は、柱部材の露出している一面から補強する工法で、補強鉄筋と補強鋼板により補強する。施工方法としては、柱に補強鉄筋を挿入するための穴を開けた後、補強鋼板を取付け、補強鉄筋を打設する。柱の面が建物に隣接している等、柱周囲にある物を取り壊したり移動したりすることのできない箇所の補強に適している。

防災対策

格子枠工

降雨対策として、切取長大のり面を吹付格子枠工とロックボルトを基本として補強しています。現地での地質調査と測量データにより斜面安定解析を行い、切取面の地質、勾配、のり長により補強パターンを決定しました。

のり枠ブロック工

降雨対策として、盛土のり面をのり枠ブロック工により補強しました。降雨時に盛土内の水位が上昇しないよう排水性に配慮しています。