PEOPLE調査計画本部 計画部門

2015年入社

佐々木 優美SASAKI Yumi

データが裏付ける
地域に根差した鉄道計画

帰宅困難時に鉄道インフラの重要性を痛感

学生時代に関東で東日本大震災に遭い、帰宅困難者になった経験から鉄道インフラの重要性を痛感しました。そのため、大学院ではGIS(地理情報システム)を活用し、地震発生時に鉄道停止が社会に及ぼす影響を研究しました。就職活動では公共性の高い事業を通じて社会に貢献でき、実際に手を動かせる仕事に就きたいと考え、当社の業務に魅力を感じました。また、選考過程で出会った社員の人柄や風通しの良い社風にも惹かれ、「この会社で成長したい」と入社を決意しました。現在は計画部門で新駅設置や駅改良に関する調査・計画を担当しています。プロジェクトごとに地域特性や課題が異なるため、常に新しい発見があり、幅広い知識を習得できる点にやりがいを感じています。

人口動態から開発動向まで全てが判断材料に

新駅設置や駅改良を計画する際、その事業が実現可能かどうか、発注者の投資判断になる資料を作成することも計画部門の重要な仕事です。周辺の交通量や人口動態、将来の利用者数を調査・分析して施設規模を決定し、建設費・維持管理費と運賃収入などの収益予測を照らし合わせ、事業の収益性を定量的に示します。さらに都市計画や開発動向、技術的な課題、道路構造令などの公的ガイドラインも織り込み、総合的な判断材料として資料にまとめます。調査結果が駅設計に反映され、施設の混雑が緩和された際などには、自身の仕事が社会貢献につながったことを実感し、確かな手応えを感じます。

駅は地域の玄関口。より快適で愛される空間へ

最も印象に残っているのは、自身が計画に携わった新駅が開業したことです。計画業務は関係者との調整や検証など地道な作業の積み重ねであり、実現までに長い年月がかかります。その分、駅が完成し、利用者の姿や喜びの声を目にしたときには、大きな達成感が得られました。鉄道駅はただ電車に乗り降りするだけの場所ではなく、地域の「顔」となる玄関口です。だからこそ、今後も快適で地域の方々に愛される空間づくりを追求していきたいです。
現在は2歳の子どもを育てながら、フレックスタイム制や1時間単位で取得できる時間単位年休などを活用し、フルタイムで働いています。ライフステージが変わっても、専門性を高めながら柔軟に働き続けられる点は当社の大きな魅力です。日々の業務に加え、セミナーへの参加や資格取得にも挑戦しながら、知識と経験を積んでいきたいです。

1日のスケジュール

08:00出社

子どもの保育園のお迎えがある日は少し早めに出社。まずはメールチェックやタスク整理を行います。

09:00デスクワーク

資料作成や前日の業務の振り返りなど、個人作業に集中して取り組みます。

10:00打ち合わせ

対面またはオンラインによる打ち合わせ。駅改良や新駅設置に関する計画案を略図や図面で説明し、発注者の要望をヒアリングします。

12:00昼食

社内の休憩スペースや近隣のお店で昼食を取ります。

13:00デスクワーク

午前中の打ち合わせをもとに、資料の修正や計画案のブラッシュアップを行います。

15:00ユニットミーティング

ユニットメンバーとの隔週ミーティングで、進捗報告や課題・タスクの共有などを実施。

16:00デスクワーク

ユニットミーティングでのフィードバックを反映し、計画案の修正や次回打ち合わせの準備をします。

17:00退社

子どもの保育園のお迎えのため、少し早めに退社します。

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